事業コンセプト

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岡山大学医学部150周年に向けての10年間のチャレンジが始まります。

松井秀樹 2020年、本医学部は創立150周年を迎えます。本事業の実行委員長として、概要と現状についてご紹介いたします。医療は言うまでもなく、人的側面の強い領域です。また、大学院化し臨床研究中核病院、橋渡し研究拠点に選定されており、研究面でも世界をリードすることを求められています。これまた人的資源が非常に重要で、それを背景に全方向性の活動が必要です。そのような観点から、150周年をゴールとするのではなく、継続的な人材育成と教育事業を推進いたします。実行委員は2020年をその通過点と考えております。本事業では全国的に名の知れたARTプログラムにすでに資金の一部を拠出しています。さらに、グローバル化を推進するためにも活用したいと思っています。これは、スーパーグローバル大学に選定された本学全体の活動を推進することとなります。
 人材育成は時間と労力のかかる作業ですが、本学医局や各分野に属する若手医師にとって魅力のある教育環境を整備することが重要であります。故福武純子さまの全面的なご支援によりJunko Fukutakeホール(Jホール)が完成してすでに非常に頻繁に使用されています。その中には、尊いご意志による系統解剖、病理解剖をさせていただいたみなさまを慰霊申し上げる解剖体慰霊祭や各種学会研究会、多数の市民の方々が出席くださっている宵のサロンやリサイタルなど多種多様な催しがございます。Jホールに近接した旧生化学棟は昭和7年に建築され、文化庁もお認めいただいている格調高い歴史的文化建造物です。その耐震改修がなされましたが、いただいた費用の大半は建物の基礎部分と耐震補強そして外壁整備に使われました。本事業では中身の整備を三期に分け計画しており、その第一期工事は完了し、修士の講義などで使用しています。今後200名収容できる講義棟の整備を含む追加工事をなんとか成就させたいと切望しています。
 医学部は、ときとして敷居の高い存在とみられることがございます。本事業では山陽新聞越宗会長の懇切なるご指導により後援会を組織いただいております。現在医学部長を先頭に各企業を回っておりますが、「敷居」のご指摘をいただくことがございます。われわれ自身が開かれた存在となるため、これまで以上に外部との連携を進めるため、現在「出前健康講座」を準備しています。これは最新の医学的知識や研究の進展状況、各種疾患の予防と診療状況、メンタルヘルスや発達症といった重要な課題など本医学部の構成員が一丸となって啓蒙と意見交換を積極的に推進いたします。試験的に数か所の事業所にて行いましたが、きわめて良好なご評価をいただいているところです。
 入院棟11階の整備も本事業の一環です。マスコミ等で紹介されていますように、7400万円に及び姫那(きな)ちゃん募金のご提供を元に、本記念事業の寄付金、病院からの資金合計2億5千万円で整備することができました。本学病院は小児循環器疾患診療で全国のトップを走っていますが、それを円滑に進めるための保護者ご家族の宿泊施設、特別室、そして従業員や学生が利用できるカフェテリアや談話室がその内容です。
 以上事業の概要と進行状況をお示しいたしました。本事業を完遂するためには県民市民のみなさま、経済界や各種企業からのご援助、学内外の鶴翔会員の広く強いご支援が必要不可欠でございます。2020年をよい形で迎え、継続して光輝く医学部となることが150周年事業実行委員一同の目標です。これまでのご厚情を感謝申し上げるとともに、今後とものご支援を衷心よりお願い申し上げます。

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